● ってナニ?●
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無アクリルガラス(Eガラスとも言います。)を千数百度の高温で溶かし高速巻き取り機で連続的に巻き取った長い糸状の繊維
(長繊維、またはフィラメントと言います。)を一定の太さで束ね、
太い糸状にした物を織り上げたものです。
※弊社サーモガード商品には、アスベスト(石綿)は一切使用しておりません。
※ハイブリッドファイバーは、若干の粉じんが発生いたします。お取扱いには、充分注意してください。
ガラス繊維に関する詳しい説明は、硝子繊維協会ホームページでご確認いただけます。
さらに、遮熱や熱を拡散させる目的でその繊維の上にアルミ箔を接着したものがございます。主に断熱材として使用され、石綿布に比べ同等以上の断熱、耐熱、不燃性を備えています。しかも、引張強度は数倍の強さを保持しています。
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●特徴●
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- 熱的特性 不燃性です。かつ無煙、無ガス性です。耐熱性、耐火性が抜群です。
石綿布の半分の厚みで同じ効果が期待できます。
- 低熱伝導率(断熱性) 熱伝率は、石綿クロスの約半分、高耐熱で知られるカーボン繊維の約14パーセントとすこぶる良好です。
- 機械的特性 寸法安定性が卓越しています。(伸度3〜4%、弾性回復率100%)
引張強さ、引張弾力性が極めて大きいのです。
- 電気的特性 電気絶縁性が著しく良好です。
- 化学的特性 樹脂、ゴムをはじめたい体の物質と強固に接着が出来ます
- 特殊強力粘着加工 特殊な糊を使用することにより、今までにない接着力を誇ります。
(はがすときに大変ですなどと粘着加工の劣性を謳っているものがございますが、これはそれだけ弊社商品の粘着性能が優れていることを宣伝してくれているようなものです。)
粘着加工無しの商品も取り扱っております。
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●用途●
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断熱用カバー、焼鈍用カバー、省エネ断熱カバー、やけど防止材など。
分かりやすく言えば、熱をかけたくない部位(輻射熱の反射を要求される部位)などにアルミ箔のついたクロス
(THERMO GUARD CLOTH)を貼り付け熱の影響を最小限にすることです。
適応箇所
エアクリーナーボックス、ブレーキライン、電気系統ハーネス、ヒューズボックス、遮熱板、ピロボールジョイント、ステアリングギアボックス、フロアトンネル、ガソリンタンク、シフトワイヤー、インテイクマニホールド、サクションパイプ、バルクヘッド、バッテリーなど輻射熱の反射を要求する箇所など。
また、熱を出す部位に直接(バンデージ-THERMO GUARD BANDAGE-のみ適用)巻き付けることにより、
放熱の発生を押さえると共に、配管内の温度を高め流速を速めます。
適応箇所
エキゾーストマニホールド、フロントパイプ、マフラーなど放射熱を封じ込めたい箇所消音したい箇所など、放熱を遮断したい場所。
※1 本商品は、所定の巾で製織されております。ですから縦糸のほつれはおきません。絶対に半分に切るなどの行為を行わないで下さい。性能を発揮できないばかりか、思わぬ事故の原因となります。
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●他社製品との違い●
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弊社の商品についてご説明申し上げます。
- 弊社独自の特殊強力粘着加工( cloth)
(例えばオイルパンなどに貼付しても粘着性が損なわれません)
- 柔軟性に富み立体曲面にもフィットします。
( cloth & bandage)
- 毛羽立ちが最小限です。
( cloth & bandage)
- フィラメント使用ですから、粉々になりません。
( cloth & bandage)
- すこぶる良好な耐久性を保持しています。
( cloth & bandage)
- 豊富なサイズバリエーション
( cloth & bandage)
ご注意下さい
最近何故かバンテージは耐熱温度ばかりが強調されています。もちろんある程度の耐熱温度は必要です。しかしながら本来断熱が目的なのですからいかに断熱させながら耐熱性を向上させるかが問題となるわけです。
NA車両の場合、最高でも排気温度はせいぜい700℃前後です。つまり耐熱温度1,260℃でもすでにキャパシティオーバーなのです。グラスファイバー製で充分その性能を発揮できます。
ターボ車両においては、タービンアウトレット付近でどんなに上がっても約1,100℃前後とされています。そこでようやくハイブリッドファイバーの役目が回ってきます。
その他、この繊維は「触媒にも利用」などと謳っているものがございますが、現在の触媒は、全てがメタル触媒です。金属(白金)を主成分として、排ガスと化学変化を起こし有害物質を無害のガスへと変換させる作業をしています。アフターメーカーからハニカム形状のメタル触媒(スポーツ触媒)なるものがたくさん出ていますが、ノーマルのクルマにも同じものが付いているのです。アフターメーカーは、このメタルの形状を工夫してなるべく抵抗を減らしたものをラインナップしているのが本当です。
カーボン繊維(炭素繊維)は、現在存在する繊維の中で一番耐熱性が高いといわれています。しかしながら生糸の状態では、空気と反応(酸化)して繊維中に熱を蓄積し赤熱現象(鉄のように赤くなる現象、もちろん高温です)が起きたり、高熱伝導率(ガラス繊維の約8,6倍)により、断熱性能に劣るなど断熱材としての利用には、疑問を抱かざるを得ません。セラミック繊維同様粉じんも出ます。電気的特性においても電導性がすこぶるよく粉じんによるハーネス類の短絡事故にも注意が必要です。カーボン(炭素)繊維とは、呼んで字のごとく炭(すみ)です。ある程度の温度があれば自分で酸化(燃焼)するわけです。
カーボン(炭素)繊維は、成型して初めて本来持つ軽量、高強度を実現できます。生糸では、欠点(上記参照)が出てしまい その使用には疑問を抱かざるを得ません。
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●弊社の考え方●
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弊社では、耐熱温度のみを追いかけることはしておりません。それと同時に断熱性の保持、人体、環境に対する安全性なども重要と考えております。
現在のところ、それらの条件をクリヤーできるのが、サーモガードクロス&バンデージシリーズです。
断熱性、耐熱性は、使用条件により異なります。詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。
弊社が考える断熱、耐熱、遮熱とは、走行中に輻射熱反射を要求する箇所及び熱源からの発熱を抑えること。
そして、輻射熱の反射を促すこと。排気管の熱を逃がすことなく管内の流速を速め、フィーリングの向上を目指すことです。
もちろん、アルミの輝きがエンジンルーム内に映える瞬間もチューニングの一つと考えます。
弊社商品は、常にレースを通じ様々なテストを繰り返し、それを商品に反映する形でお客様に提供させていただいております。類似商標 類似商品に充分お気をつけ下さい。
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